現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
2 | ふるさとはひとりの咳のあとの闇 |
3 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
4 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
5 | つばくらめ斯くまでならぶことのあり |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 大原女のけふ早乙女として濡れき |
8 | 薔薇園あり真中に老婆たち |
9 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
10 | 桑解けば雪嶺春をかゞやかす |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 片栗の一つの花の花盛り |
13 | 大道といふ道ありて花樗 |
14 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
15 | はたた神隙間だらけの日本海 |
16 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
17 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
18 | あの頃は道草ばかり揚雲雀 |
19 | 洛中の大路盗人萩揺るる |
20 | 落椿処を得たる安堵かな |
21 | 爺さんは薪割る婆さんは茄子植える |
22 | 風立ちて星消え失せし枯木かな |
23 | 落日のなかくらくらと夏去れり |
24 | 張りとほす女の意地や藍ゆかた |
25 | 綿雲のかたまり動く冬の黙 |
26 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
27 | 書初や少し歪みし平和の字 |
28 | さるすべり命の花火さるすべり |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み |
31 | 十棹とはあらぬ渡しや水の秋 |
32 | マリが住む地球に原爆などあるな |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
35 | 爛々と昼の星見え菌生え |
36 | シナノキの実が袖を引く家路かな |
37 | 大鷹の空や一期の礼をなす |
38 | 光る枯草原 きり はたり こう |
39 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
40 | 売り声で選ぶ魚屋五月晴 |
41 | 智恵深き者集まりて野を焼けり |
42 | 籍を抜く海市の揺れに棲みたくて |
43 | 頬被りしてこの村守らるらし |
44 | 熾る火に向かう面や薪能 |
45 | それぞれの淑気をたぐる太極拳 |
46 | 陽へ病む |
47 | 階段を突き落されて虹となる |
48 | 逐ひつめて逐ひつめられて十二月 |
49 | 金木犀は骨の音して咲きぬ |
50 | 巌襖しづかに鷹のよぎりつつ |
2024年9月23日 00時08分更新(随時更新中)