現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
7 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 春雷や針を咥へてふり返る |
10 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
11 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
16 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
17 | とばつちりとは煮凝りのなかの氣泡 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
20 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
21 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
22 | 北帰鳥な告げそ告げそ妻が涙を |
23 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
24 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
25 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
26 | 母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸 |
27 | こんなよい月を一人で見て寝る |
28 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
29 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
30 | たつぷりと鳴くやつもいる夕ひぐらし |
31 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
32 | 蜩や硯の奧の青山河 |
33 | 星空へ店より林檎あふれをり |
34 | 死ぬために生きているんだ寒落暉 |
35 | 雨かしら雪かしらなど桜餅 |
36 | 日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり |
37 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
38 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
39 | 椅子涼し衣通る月にみじろがず |
40 | 去年今年貫く棒の如きもの |
41 | おひねりにして空蟬をもち帰る |
42 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
43 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
44 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
45 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
46 | 冬の水一枝の影も欺かず |
47 | 木曽駒の凍てしまつげを閉ぢにけり |
48 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
49 | かたつむり読書する日のなかりけり |
50 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2025年8月28日 15時23分更新(随時更新中)