現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年7月27日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 真夏日の森は聖堂鳥睡り |
3 | 七十路や新しき事弥生道 |
4 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
5 | ひとの嬰をふはりと抱きぬ新松子 |
6 | 藪柑子の赤色ひとつ残りをり |
7 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
8 | 蓬生に土けむり立つ夕立かな |
9 | 夫婦の夜氷菓の中に匙残し |
10 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
11 | レコードのノイズふつくら星月夜 |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | 朝顔の白あざやかに島の恋 |
14 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
15 | 桃冷やすそばに亀の子束子かな |
16 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
17 | 湯上りの肌の匂へり夕ざくら |
18 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
19 | わが行けば露とびかかる葛の花 |
20 | 連れ添うて言葉少なや渓紅葉 |
21 | 風船いくつ地には不在のもの多し |
22 | 妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る |
23 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
24 | 家を出て手を引かれたる祭かな |
25 | 春暑し空席のない縄電車 |
26 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
27 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
28 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
29 | 霜の夜の発条しまいまで巻かず |
30 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
31 | 全長のさだまりて蛇すすむなり |
32 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
33 | つくるよりはや愛憎や木の実独楽 |
34 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
35 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
36 | すぐ来いといふ子規の夢明易き |
37 | 永き日や霞に鳥を盗まれて |
38 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
39 | 父の死後すこし躄りし陶狸 |
40 | 魴鮄一匹の顔と向きあひてまとも |
41 | 雪しまき炎心しづかなりしかな |
42 | 掛稲のすぐそこにある湯呑かな |
43 | さくらさくやしきあやしきさくらさく |
44 | 牛の顔大いなるとき青梅落つ |
45 | 翅わつててんたう虫の飛びいづる |
46 | 死ぬる馬鹿生きてゐる馬鹿四月馬鹿 |
47 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
48 | ものの種にぎればいのちひしめける |
49 | 冗談と笑う目の奥夕しぐれ |
50 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
2024年4月27日 20時43分更新(随時更新中)