現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
4 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
7 | 一日もの云はず蝶の影さす |
8 | 螢獲て少年の指みどりなり |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | この道しかない春の雪ふる |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
13 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 行く秋の鐘つき料を取りに来る |
17 | 龍の玉升さんと呼ぶ虚子のこゑ |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 若葉雨なにかやさしくものを言ふ |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
22 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
23 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
24 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
25 | 目の前の些事こそ大事日照草 |
26 | かなしみはしんじつ白し夕遍路 |
27 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
28 | 逝く秋のからくれなゐの心意気 |
29 | 紅葉明るし手紙よむによし |
30 | 出雲路の一夜ざんざと梅雨に入る |
31 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
32 | 八月や六日九日十五日 |
33 | うかうかと我門過る月夜かな |
34 | かぶら蒸しとつとつ神戸灯るかな |
35 | いち早く日暮るる蟬の鳴きにけり |
36 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
37 | 凩や海に夕日を吹き落す |
38 | 破れ傘いつか言葉を生むだろう |
39 | 斜線多き戸籍謄本亀鳴けり |
40 | 重ね着の中に女のはだかあり |
41 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
42 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
43 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
44 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
45 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
46 | 雪催ふ琴になる木となれぬ木と |
47 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
48 | いくばくか菊焚く香りほのぼのし |
49 | 旅立ちの色整えよ冬の草 |
50 | 賀状書く心東奔西走す |
2024年9月20日 17時46分更新(随時更新中)