現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 群蜻蛉そらの浅瀬をわたりくる |
2 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
3 | 七十路や新しき事弥生道 |
4 | 大粒の雨降る青田母の故郷 |
5 | 明易し弔ひふみの筆半ば |
6 | 行く方にまた満山の桜かな |
7 | 花の奥へ奥へこの世を離るるや |
8 | アトピー性皮膚炎のわが月見草 |
9 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
10 | 若きらのいのちの絵筆汗し観る |
11 | 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん |
12 | 馬酔木咲く向うで欠伸夢の僧 |
13 | 月光や亡夫の口笛犬呼べり |
14 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
15 | ちるさくら海あをければ海へちる |
16 | 冬麗の微塵となりて去らんとす |
17 | 大正九年以来われ在り雲に鳥 |
18 | 寝て起て又のむ酒や花心 |
19 | かなしみの台に冬の木がたてり |
20 | コスモスの迷路より児の燥ぐ声 |
21 | 夫に母ありて折れ座る卯木 |
22 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
23 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
24 | 初山河あふれくるもの掌に |
25 | エビネラン一角獣をさしまねき |
26 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
27 | この沢やいま大瑠璃鳥のこゑひとつ |
28 | シクラメン弱きひかりの華やげり |
29 | 早春の飛鳥陽石蒼古たり |
30 | ときをりの風のつめたき桜かな |
31 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
32 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
33 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
34 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
35 | 寂しさを募らせるごと枯銀杏 |
36 | 蜘蛛の囲の夕日と私揺れてゐる |
37 | 胡瓜もむ母のすべてがやわらかい |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
40 | 朧よりうまるる白き波おぼろ |
41 | 神垣に巫女燐寸置きて落葉焚く |
42 | のどかさやつついて見たる蟹の穴 |
43 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
44 | 生死の中の雪ふりしきる |
45 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
46 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
47 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
48 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
49 | 朽舟の浮く水際に半夏生草 |
50 | 海に出て木枯帰るところなし |
2024年4月29日 14時40分更新(随時更新中)