現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
2 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
3 | 初明りして胸中のモツアルト |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
6 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
7 | 若鮎の二手になりて上りけり |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
10 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
11 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
12 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
13 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
16 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
17 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 三枚におろされている薄暑かな |
20 | 着膨れてなんだかめんどりの気分 |
21 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
22 | ときに三寒季語にもたれて四温の猫 |
23 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
24 | 熱湯をむさぼりこぼすたんぽかな |
25 | 光陰のやがて薄墨桜かな |
26 | 芋の露連山影を正しうす |
27 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
28 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
29 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
30 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
31 | とおくより紅型明りははの空 |
32 | 箒目の匂いのままの夏木立 |
33 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
34 | 緑陰に自転車止めて賭将棋 |
35 | 去年今年貫く棒の如きもの |
36 | 砲丸のドスンと寒の明けにけり |
37 | 立春や香煙とゞく絵天井 |
38 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
39 | 降る雪や玉のごとくにランプ拭く |
40 | 雪残る頂き一つ国境 |
41 | 初あかりそのまま命あかりかな |
42 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
43 | 静かさや鼻の下から雪がふる |
44 | 山河けふはればれとある氷かな |
45 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
46 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
47 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
48 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
49 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
50 | 初日さす戦後の畳やはらかし |
2025年8月28日 15時49分更新(随時更新中)