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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年5月6日のデイリーキーワードランキング

1

ふるさとを取り戻しゆく桜かな
2

囀をこぼさじと抱く大樹かな
3

のどけさに寝てしまひけり草の上
4

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
5

水の地球すこしはなれて春の月
6

ゆで玉子むけばかがやく花曇
7

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
8

国じゅうの木箸うごくお正月
9

花筏糖質ゼロという時間
10

一つ根に離れ浮く葉や春の水
11

あはれ子の夜寒の床の引けばよる
12

美しき戀にも誤算冬牡丹
13

空をゆく一かたまりの花吹雪
14

万緑の中や吾子の歯生え初むる
15

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
16

大山に脚をかけたる竈馬かな
17

地に憂ひあれば空ゆく花吹雪
18

水芭蕉低く響ける嬥歌うた
19

隼を見失ひたる比叡の空
20

毛糸編みじゃれつく猫に勝ち目なし
21

おしゃべりに加わる風のクレマチス
22

冬麗の微塵となりて去らんとす
23

むらさきになりゆく二羽の青鷹
24

雨粒を湛へる空や竹の秋
25

窯出しの振り向くたびに花八手
26

冬の水一枝の影も欺かず
27

水滴をギラリと見せる青蛙
28

名月や院へ召さるる白拍子
29

平凡な履歴に落ちるかりんの実
30

雪解音づたいにウラルアルタイ語
31

子を負うて肩のかろさ天の川
32

目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹
33

食前に一錠食後に来る野分
34

残雪やごうごうと吹く松の風
35

水枕ガバリと寒い海がある
36

女人絶つ蝦夷萱草の岬道
37

おそるべき君等の乳房夏来る
38

開いても閉じても冬の傘一本
39

春の山屍をうめてむなしかり
40

俺に是非を説くな激しき雪が好き
41

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
42

日本のわれはをみなや明治節
43

沸き減ってお湯が濃くなる蟬しぐれ
44

ほろほろと泣き合ふ尼や山葵漬
45

をりとりてはらりとおもきすすきかな
46

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
47

大寺の鴟尾に柳絮ただよえり
48

冬ざれや通夜の道問ふ知らぬ町
49

いくたびも雪の深さを尋ねけり
50

凍夜この山より山と山とかさなりてあり


2024年9月26日 08時28分更新(随時更新中)
 

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