現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年4月12日のデイリーキーワードランキング
1 | ものの種にぎればいのちひしめける |
2 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
3 | ちるさくら海あをければ海へちる |
4 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
5 | 宇陀郡わけても又兵衛桜かな |
6 | 咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる |
7 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
8 | おそるべき君等の乳房夏来る |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | 秋山の襞を見てゐる別れかな |
11 | 木枯しの間隙に入る二枚舌 |
12 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
13 | 墓のうらに廻る |
14 | 水田や孤独に抜きし鷺の脚 |
15 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
16 | たんぽぽの絮の行方や国生まる |
17 | 清明の無傷の空を眩しめり |
18 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
19 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
20 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
21 | すずらんや老の心の清清し |
22 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
23 | たんぽぽと小声で言ひてみて一人 |
24 | 大夕燒消えなば夫の歸るべし |
25 | しぐるるや死なないでゐる |
26 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
27 | 瑠璃の空みて干柿の物狂ひ |
28 | 眼下に鷹鷹に眼下の日本海 |
29 | 男には去就の美学春の雪 |
30 | きやうだいの縁うすかりし墓参かな |
31 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
32 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
33 | モナリザ観て人妻と食ぶ酢牡蠣かな |
34 | 梟のあくびを見たり花の昼 |
35 | 少年や六十年後の春の如し |
36 | げんげ田がいやで紫雲英は畦に出づ |
37 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
38 | 太郎に見えて次郎に見えぬ狐火や |
39 | ぶらんこや故郷遠くなり近くなり |
40 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
41 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
42 | みな大き袋を負へり雁渡る |
43 | 写真には皆生きていて八月来 |
44 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
45 | むれ落ちて楊貴妃桜尚あせず |
46 | 春手套よりあらわれし手を握る |
47 | 鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで |
48 | 光堂より一筋の雪解水 |
49 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
50 | 花一片流星となり宇宙巡礼 |
2024年4月30日 04時43分更新(随時更新中)