現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 待ち人のこぬ噴水の高さかな |
2 | 初暦知らぬ月日は美しく |
3 | 去年今年貫く棒の如きもの |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
6 | 葉桜の幹が濡れいる遠汽笛 |
7 | 一行の添え書に見る年賀状 |
8 | オリオンの盾新しき年に入る |
9 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
12 | 女坂箱根駅伝男坂 |
13 | 忍の字の一年賜る初みくじ |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
16 | 影ばかり背梁山脈の獅子舞 |
17 | ものの種にぎればいのちひしめける |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | 初雀曙光といふつばさあり |
20 | 未来図は直線多し早稲の花 |
21 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
22 | 残り柿捥ぐきっかけが摑めない |
23 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
24 | 菫程な小さき人に生れたし |
25 | すれ違ふ空のゴンドラ神の留守 |
26 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
27 | ごまめ噛むちちは明治の漢なり |
28 | 水温むとも動くものなかるべし |
29 | 風の名を一つ覚える成人日 |
30 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
31 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
32 | 犀・象の初夢なれば明日もまた |
33 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
34 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
35 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
36 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
37 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
38 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
39 | あふみのうみいろありやなしひなあられ |
40 | 薬喰いつよりか身に闇及ぶ |
41 | 離愁とは敦公が今鳴いてゐる |
42 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
43 | 俳句など書いてつまらぬ賀状来る |
44 | 死火山の鬣として芒照る |
45 | 初売りのざわめきにゐて一人なり |
46 | 双眼鏡遠き薊の花賜る |
47 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
48 | 巫女舞の鈴に秋蝶息荒き |
49 | 向日葵や信長の首切り落とす |
50 | 立ちくらみして空*蝉に囲まるる |
2024年9月23日 22時07分更新(随時更新中)