現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 早苗饗の羽目に挿したる休め鎌 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
6 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
7 | 舞ふよりは吹かれて来たる秋の蝶 |
8 | 残照を容れて祈りの雪景色 |
9 | おそるべき君等の乳房夏来る |
10 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
11 | 伊豆の海紺さすときに桃の花 |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
14 | 世の寒さ鳰の潜るを視て足りぬ |
15 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
16 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
17 | 上官を殴打する夢四月馬鹿 |
18 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
19 | 逢うまでの刻ゆるやかに青蜥蜴 |
20 | 西瓜切るあれこれ独りになりて切る |
21 | 重ね着の中に女のはだかあり |
22 | 塩田に百日筋目つけ通し |
23 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
24 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
25 | 宵山を逃れ常世の闇にかな |
26 | せきをしてもひとり |
27 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
28 | おびただしき靴跡雪に印し征けり |
29 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
30 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
31 | いなびかり北よりすれば北を見る |
32 | しべりあの雪の奥から吹く風か |
33 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
34 | 地球を丸ごと咀嚼糸ミミズ |
35 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
36 | 佐久人は平ら大事と稲を刈る |
37 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
38 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
39 | 急ぐなよ葡萄は一粒ずつ青い |
40 | 兄以上恋人未満掻氷 |
41 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
42 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
43 | 河骨の金鈴ふるふ流れかな |
44 | その中に崩落の音花カンナ |
45 | はるかなり赫土山の水喧嘩 |
46 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
47 | 母に会うための線香花火かな |
48 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
49 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
50 | 手を拍って鯉をはげます十三夜 |
2025年8月29日 05時26分更新(随時更新中)