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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年6月9日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
4

青蛙おのれもペンキぬりたてか
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

しんしんと肺碧きまで海の旅
7

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
8

絶えず人いこふ夏野の石一つ
9

幾度も雪の深さを尋ねけり
10

星空へ店より林檎あふれをり
11

蛇搏ちしたかぶりや血の濃くならむ
12

行く我にとどまる汝に秋二つ
13

菜の花がしあはせさうに黄色して
14

竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず
15

バスを待ち大路の春をうたがはず
16

遠泳や高波越ゆる一の列
17

蘆の芽や志賀のさざなみやむときなし
18

芋の露連山影を正しうす
19

入れものが無い両手で受ける
20

炎宙の鉄塊として影失う
21

赤い椿白い椿と落ちにけり
22

目隠しの中も眼つむる西瓜割
23

水枕ガバリと寒い海がある
24

木苺の遠い記憶を摘みにけり
25

いつの間に空席があり栗の花
26

古池や蛙飛びこむ水の音
27

海くれて鴨のこゑほのかに白し
28

春潮の幾重も夜に入らむとす
29

いくたびも雪の深さを尋ねけり
30

風死して切り取り線を逸れにけり
31

花合歓や畔を溢るゝ雨後の水
32

白牡丹といふといへども紅ほのか
33

雪だるま日差しの中で福笑い
34

あだし野の蜩やまぬまま 灯刻
35

浮き腰の病者を吹くや梅雨嵐
36

日と月のごとく二輪の寒椿
37

風邪の妻天涯孤独のごとく座す
38

ねじ花科床屋のだんだらのねじり棒
39

あの枝を 切っちまおうか小望月
40

白紫陽花そこに霊魂あるごとく
41

花季の奈落に手足奪はるる
42

片栗の一つの花の花盛り
43

葭切のをちの鋭声や朝ぐもり
44

チチポポと鼓打たうよ花月夜
45

まさびしき海峡ひとつ秋を来て
46

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
47

きみ恋わむ式部納言の裔として
48

別々の夢見て貝柱と貝は
49

亡き夫に代はる温みの湯婆よ
50

百色を使い果せり濃紫陽花


2024年4月25日 17時46分更新(随時更新中)
 

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