現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 分け入れば水音 |
2 | ひやひやと積木が上に海見ゆる |
3 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
6 | けふの月馬も夜道を好みけり |
7 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
8 | 白鳥の黒豆粒の瞳を憐れむ |
9 | 波の秀の高きに崩れ花の昼 |
10 | 山のみみずとじたばたする情かな |
11 | 七十路や新しき事弥生道 |
12 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
13 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
14 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
15 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
16 | 瀬まくらのみなやはらかし山笑ふ |
17 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
18 | 軒落ちて雪窮巷を塞ぎけり |
19 | 岸辺まで来て流木のためらいぬ |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 木賊刈るや雪のにほひの絶縁状 |
22 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
25 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
26 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
27 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
28 | 怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 |
29 | アニョンハセヨ暑き日いまだ沈まざり |
30 | 玉虫の羽のみどりは推古より |
31 | 大鯉のぎいと廻りぬ秋の昼 |
32 | ああ小春我等涎し涙して |
33 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
34 | 日と雲と空六十年前の夏 |
35 | 漁りに寒日輪の奪ひあひ |
36 | 春雷や暗き厨の桜鯛 |
37 | 冷海へ漕ぎ出て岸に鈍角充つ |
38 | 昼寝覚うつしみの空あをあをと |
39 | きさらぎの母の忌雨余るほど |
40 | 曲線のひるむことなき寒卵 |
41 | 焦土以来ずっと走っている夢 |
42 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
43 | パドックに嘶く駿馬風光る |
44 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
45 | 山桜雪嶺天に声もなし |
46 | 春暁を奪ふ空の手ただよへる |
47 | ひとつぶの寒日輪に君入る |
48 | 方丈の大庇より春の蝶 |
49 | そもそものはじめは紺の絣かな |
50 | 春禽や噛むで筆先解しけり |
2024年9月27日 03時29分更新(随時更新中)