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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年6月16日のデイリーキーワードランキング

1

囀をこぼさじと抱く大樹かな
2

秋つばめ包のひとつに赤ん坊
3

星空へ店より林檎あふれをり
4

菜の花がしあはせさうに黄色して
5

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
6

牡丹百二百三百門一つ
7

流れ行く大根の葉の早さかな
8

門とぢて良夜の石と我は居り
9

蝌蚪に打つ小石天変地異となる
10

しんしんと肺碧きまで海の旅
11

谺して山ほととぎすほしいまゝ
12

あをあをと空を残して蝶分れ
13

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
14

入れものが無い両手で受ける
15

跳箱の突き手一瞬冬が来る
16

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
17

どの子にも涼しく風の吹く日かな
18

海に出て木枯帰るところなし
19

そのまゝにしてあり猫の春炬燵
20

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
21

万緑の中や吾子の歯生え初むる
22

一日もの云はず蝶の影さす
23

へろへろとワンタンすするクリスマス
24

いくたびも雪の深さを尋ねけり
25

芋の露連山影を正しうす
26

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
27

萬緑の中や吾子の歯生え初むる -
28

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
29

この道しかない春の雪ふる
30

手花火を命継ぐ如燃やすなり
31

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
32

戦争が廊下の奥に立つてゐた
33

ふるさとを取り戻しゆく桜かな
34

うつぼぐさ川霧さりしあかるさに
35

ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき
36

バスを待ち大路の春をうたがはず
37

蠅叩きの上にきている別の蠅
38

青林檎置いて卓布の騎士隠る
39

さきがけて弁証法を鉄線花
40

滂沱たる汗のうらなる独り言
41

紫は水に映らず花菖蒲
42

時鳥厠半ばに出かねたり
43

海中に都ありとぞ鯖火もゆ
44

金剛の露ひとつぶや石の上
45

春めきてものの果てなる空の色
46

春昼のゆびとどまれば琴も止む
47

水いろの帯ながながと雪女郎
48

ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない
49

水の地球すこしはなれて春の月
50

あの朝が死ぬ朝だった鉄線花


2024年9月23日 19時33分更新(随時更新中)
 

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