現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年6月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
6 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
7 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
8 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
9 | 蛇打たれ笑い崩るる如く死す |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 分け入つても分け入つても青い山 |
13 | 棹さして月のただ中 |
14 | 父の日の過ぎたることをたれも言わず |
15 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
16 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
17 | 黒き蝶ゴッホの耳を殺ぎにくる |
18 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
19 | 墓のうらに廻る |
20 | あるけばかつこういそげばかつこう |
21 | 火の神の火種を鎮め雪の朝 |
22 | 一村を統べる欅の芽吹きかな |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
26 | 法螺吹いてたんぽぽの絮ふくらます |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
29 | 黙を光に天地均しの紙漉女 |
30 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
31 | 芋の露連山影を正しうす |
32 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
33 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
34 | 桃青し赤きところの少しあり |
35 | 素通りを許さぬ貌の鮟鱇買ふ |
36 | 黒南風や言葉の遅き子を抱けば |
37 | ぐわんと犬サングラスで過ぐふるさとよ |
38 | 水無月や空航く者と仏の燈 |
39 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
40 | 孕猫ピアノ演奏聴いてゐる |
41 | 白昼を山の芒に囲まるる |
42 | 天地の間にほろと時雨かな |
43 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
44 | 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく |
45 | 梅雨の夜の酔ひどれ軍歌蹤き来たる |
46 | 芋の露 連山影を 正しうす |
47 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
48 | 病む六人一寒燈を消すとき来 |
49 | 茶筅置く畳一と目の日射しかな |
50 | さすらひまだ終らぬ雲とまくなぎと |
2024年4月26日 20時48分更新(随時更新中)