現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | へうへうとして水を味はふ |
7 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
8 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
9 | 水枕ガバリと寒い海がある |
10 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
11 | 告知されし人との会話秋風裡 |
12 | 森を出て花嫁来るよ月の道 |
13 | 梢より雫し初めし霧氷かな |
14 | 眼裏に祖母住んでいる稲架襖 |
15 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
16 | 咳をしても一人 |
17 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
18 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
19 | 杜鵑草思ひ出多き人は亡き |
20 | 一歩二歩山の笑いの中に嬰 |
21 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
22 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 不凍湖に雪けぶらひてゐたりけり |
25 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
26 | 軍隊の近づく音や秋風裡 |
27 | 蕗の葉を傾けし風一里塚 |
28 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
29 | ハンカチに包む凍蝶なりしかな |
30 | 表札は三橋敏雄留守の梅 |
31 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
32 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
33 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
34 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
35 | がたと榾崩れて夕べなりしかな |
36 | 芋の露連山影を正しうす |
37 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
38 | 高階に見る逆光のアキアカネ |
39 | 枯木立月光棒のごときかな |
40 | 今日だけの姐気取りや祭髪 |
41 | 先頭はすでにまぼろし風の盆 |
42 | 座布団を折りて枕や業平忌 |
43 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
44 | 里芋の煮ころがしこそ一哲理 |
45 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
48 | わが姿如何にや鷲の瞳の中に |
49 | 疾く疾くと血管のぼる霧氷林 |
50 | 岩魚釣りいささかなりと動じない |
2024年9月24日 16時01分更新(随時更新中)