現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年8月25日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
5 | 魔羅神にちかき棚田の落し水 |
6 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
7 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
8 | 眠らんとす汝静かに蠅を打て |
9 | 炉に野菊溢れしめ堀辰雄邸 |
10 | 萱葺の並ぶ関所に秋日濃し |
11 | 莫迦なことしてしまいけりねこじゃらし |
12 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
13 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
14 | 一日もの云はず蝶の影さす |
15 | 紅梅やおくるみの嬰笑みかえす |
16 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
17 | 鳴く蟲のただしく置ける間なりけり |
18 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
19 | 迎火や六親風のはるかより |
20 | 今生の今日を狂いて蟬時雨 |
21 | 八月や六日九日十五日 |
22 | 冬空や猫塀づたひどこへもゆける |
23 | 梨咲くと人にはぐるる心地せり |
24 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
25 | しばらくは蛹の時間 MRI |
26 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
27 | 鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨 |
28 | そもそものはじめは紺の絣かな |
29 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
30 | 針葉のひかり鋭くソーダ水 |
31 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
32 | 牛の産診て茶碗酒月おぼろ |
33 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
34 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
35 | 鉄漿蜻蛉おろおろと子を抱いて |
36 | 落葉松はいつめざめても雪降りをり |
37 | 終戦といえば美し敗戦日 |
38 | 古希の日の初湯はなぜか面映ゆい |
39 | 天の川わたるお多福豆一列 |
40 | 朝顔や百たび訪はば母死なむ |
41 | 林檎くふて牡丹の前に死なん哉 |
42 | 妹と夫婦めく秋草 |
43 | 木の国は義仲育て木賊刈る |
44 | 長き夜の苦しみを解き給ひしや |
45 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
46 | 逃げ水を追うトラックの揺れながら |
47 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
48 | 水枕干されて海の駅にあり |
49 | 尺蠖に残る昼月までの距離 |
50 | 墓のうらに廻る |
2024年4月27日 21時25分更新(随時更新中)