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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年1月19日のデイリーキーワードランキング

1

大寒の一戸もかくれなき故郷
2

しらべよき歌を妬むや実朝忌
3

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
4

石臼干す帰燕のあとのがらあきに
5

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
6

いくたびも雪の深さを尋ねけり
7

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
8

生垣に身幅をはさむ三十三才
9

春潮は裂け巖々は相擁す
10

ぼろ市や空一枚を使ひけり
11

あかときの桔梗とはなり死にゆけり
12

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
13

寒月や見渡すかぎり甃
14

白葱のひかりの棒をいま刻む
15

梅二月ひかりは風とともにあり
16

春風や闘志いだきて丘に立つ
17

これ着ると梟が啼くめくら縞
18

縄とびの寒暮傷みし馬車通る
19

向日葵や信長の首切り落とす
20

清水汲む心はるばる来つるかな
21

日向ぼこ佛掌の上にゐる思ひ
22

大寒の埃の如く人死ぬる
23

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
24

去年今年貫く棒の如きもの
25

降る雪や明治は遠くなりにけり
26

生きること一と筋がよし寒椿
27

雉子の眸のかうかうとして売られけり
28

ぬば玉の寝屋かいまみぬ嫁が君
29

うたたねの泪大事に茄子の花
30

琉金眠りたり明日は雪景色
31

冬の水一枝の影も欺かず
32

やつぱり一人はさみしい枯草
33

大寒の明日へきちんと枕置く
34

海に出て木枯帰るところなし
35

朱欒咲く五月となれば日の光り
36

遠富士に雲の天蓋雛祭
37

玫瑰や今も沖には未来あり
38

風に落つ楊貴妃桜房のまま
39

手鞠唄かなしきことをうつくしく
40

原爆地子がかげろふに消えゆけり
41

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
42

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
43

鏡餅わけても西の遥かかな
44

びしよぬれのKが還つてきた月夜
45

初鴉わが散策を待ちゐたり
46

日脚伸ぶ亡夫の椅子に甥が居て
47

愛憎や卓上に吹く虎落笛
48

馥郁と内臓はあり春の雪
49

寒中の紫蜆寸志とす
50

たはぶれに美僧をつれて雪解野は


2024年4月20日 09時01分更新(随時更新中)
 

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