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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年2月28日のデイリーキーワードランキング

1

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
2

重ね着の中に女のはだかあり
3

初暦知らぬ月日は美しく
4

冬蜂の死にどころなく歩きけり
5

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
6

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと
7

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
8

凌霄濃し孤独にさとき鳥がいて
9

降る雪や明治は遠くなりにけり
10

老いぬまに見む紫蘇色のしその花
11

天皇誕生日休日となりにけり
12

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
13

書初は恋の場面となりにけり
14

天網は冬の菫の匂かな
15

暁は宵よりさびし鉦叩
16

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
17

炎天の遠き帆やわがこころの帆
18

久々の下り役者や近松忌
19

海に出て木枯帰るところなし
20

春風や闘志いだきて丘に立つ
21

春満月水子も夢を見る頃ぞ
22

不惑とは何ぞ新茶はなまぐさし
23

三千の俳句を閲し柿二つ
24

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
25

横文字のごとく午睡のお姉さん
26

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
27

紅梅や謡の中の死者のこゑ
28

胸襟を開くと花びらがどっさり
29

算術の少年しのび泣けり夏
30

七夕竹畳の上に出来上る
31

雲に身を食はるる月の美しき
32

いんぎんにことづてたのむ淑気かな
33

ひたひたと春の潮打つ鳥居かな
34

緋の躑躅負ひ雲仙のころび坂
35

天地水明あきあきしたる峠の木
36

アイスクリームおいしくポプラうつくしく
37

啓蟄やこの世のもののみな眩し
38

降参か歓呼か諸手おぼろなる
39

春惜しむ白鳥の如き溲瓶持ち
40

をととひのへちまの水も取らざりき
41

いちまいの鋸置けば雪がふる
42

雲の峰音立てて貨車つながりぬ
43

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
44

山越える山のかたちの夏帽子
45

水草生ふ後朝のうた昔より
46

大寒の一戸もかくれなき故郷
47

死化粧して水色桔梗なりぬ
48

冬の水一枝の影も欺かず
49

流されてたましひ鳥となり帰る
50

美しき春潮の航一時間


2024年3月29日 21時18分更新(随時更新中)
 

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