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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年6月27日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

青葉闇無口同志の竹床几
3

バスを待ち大路の春をうたがはず
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

虹二重神も恋愛したまへり
6

しんしんと肺碧きまで海の旅
7

どの子にも涼しく風の吹く日かな
8

雪はげし抱かれて息のつまりしこと
9

星空へ店より林檎あふれをり
10

六月の氷菓一盞の別れかな
11

菜の花がしあはせさうに黄色して
12

入れものが無い両手で受ける
13

せきをしてもひとり
14

金剛の露ひとつぶや石の上
15

桐一葉日当りながら落ちにけり
16

まさをなる空よりしだれざくらかな
17

赤い椿白い椿と落ちにけり
18

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
19

いくたびも雪の深さを尋ねけり
20

菫程な小さき人に生れたし
21

墓のうらに廻る
22

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
23

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
24

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
25

匙なめて童たのしも夏氷
26

新緑の山を下りきて椅子固し
27

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
28

水枕ガバリと寒い海がある
29

白牡丹といふといへども紅ほのか
30

青蛙おのれもペンキぬりたてか
31

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ
32

家ごとに格言をもち夏燕
33

いなびかり北よりすれば北を見る
34

月光にいのち死にゆくひとと寝る
35

万障が鉢合わせして濃紫陽花
36

こころ踏むごとひぐらしのひびきくる
37

臘梅の一枝やけふの句座待ちぬ
38

誰彼もあらず一天自尊の秋
39

登り窯しんと静まる蝶の昼
40

秋の航一大紺円盤の中
41

朽舟の浮く水際に半夏生草
42

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
43

高々と蝶こゆる谷の深さかな
44

風鈴の空は荒星ばかりかな
45

兎も片耳垂るる大暑かな
46

藍甕の藍はしづもり梅雨の底
47

解毒された蠍はシニフィアンのようだ
48

残雪やごうごうと吹く松の風
49

名ばかりの寒明け今朝の魚市場
50

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷


2024年4月16日 14時24分更新(随時更新中)
 

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