現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 夏立ちぬ書斎の壁に芋銭の絵 |
9 | ずぶぬれて犬ころ |
10 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
11 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
12 | 霜柱俳句は切字響きけり |
13 | 埴輪の世より鹿は瀬越の空好む |
14 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
15 | 長濤を以て音なし夏の海 |
16 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
17 | はて何を取りに来たっけ?冷蔵庫 |
18 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
19 | 白菊の白妙甕にあふれける |
20 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
23 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
24 | 皹といふいたさうな言葉かな |
25 | 人ゆきしひとすぢのみち鳥世界 |
26 | なき如き滴りにしてとどまらず |
27 | 地に憂ひあれば空ゆく花吹雪 |
28 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
29 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
30 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
31 | 浮き腰の病者を吹くや梅雨嵐 |
32 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
33 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
34 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
35 | 初しぐれ硯にこだま来つつあり |
36 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 玉くしげ箱根の上げし夏の月 |
39 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
40 | 箱庭の人に古りゆく月日かな |
41 | 写経して弟の平癒や青葉祭り |
42 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
43 | 郷倉は拳のごとし梅雨兆す |
44 | うれしさは春のひかりを手に掬ひ |
45 | まだ冷めぬ情念ありや寒椿 |
46 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
47 | 履歴書の手擦れてもどる俄雪 |
48 | どしゃ降りに鰻を喰っていたりけり |
49 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
50 | 夏の髪潜水艦になりたがる |
2024年4月25日 17時59分更新(随時更新中)