現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
4 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
5 | 鰯雲個々一切地上にあり |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 農民祭みんな負うている冬あかり |
8 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
9 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
10 | 知るかぎり道は曲りて夏落暉 |
11 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
12 | あをあをと年越す北のうしほかな |
13 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
16 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
17 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
18 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
19 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
20 | おほらかに生きて稔り田庭続き |
21 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
22 | 蓮の実の飛んで父方散り散りに |
23 | 白富士の光の声きく五輪塔 |
24 | 一木の榎の空の澄みにけり |
25 | 滴りや闇を深める鍾乳洞 |
26 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
27 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
28 | 鰯雲はなやぐ月のあたりかな |
29 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
30 | 秋嶺へ心動かす旅ごころ |
31 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
32 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
33 | 青すだれ返事戻らぬ独り言 |
34 | 月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ |
35 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
36 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
37 | 始動する/地球 磁気のように/木の葉あつめ |
38 | 明日死ぬ妻が明日の炎天嘆くなり |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | おそるべき君等の乳房夏来る |
41 | 冬めくや人の話の腰を折る |
42 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
43 | 雀らの乗つてはしれり芋嵐 |
44 | ニコよ!青い木賊をまだ採るのか |
45 | きみ恋わむ式部納言の裔として |
46 | 芙美子の忌大正軒の豆大福 |
47 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
48 | どこからが人の領分遠郭公 |
49 | さやけくて妻とも知らずすれちがふ |
50 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
2025年8月28日 06時38分更新(随時更新中)