現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年6月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | 入れものが無い両手で受ける |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
13 | 芋の露連山影を正しうす |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
16 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
17 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
18 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
21 | そら豆はまことに青き味したり |
22 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
23 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
24 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
25 | へうへうとして水を味はふ |
26 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
27 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
28 | ロシア映画みてきて冬のにんじん太し |
29 | 牡丹百二百三百門一つ |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 方丈の大庇より春の蝶 |
33 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
34 | 秋風や眼中のもの皆俳句 |
35 | 跳ぶ時の内股しろき蟇 |
36 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
37 | 一枚の障子明りに技芸天 |
38 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
39 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
40 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
41 | 已むを得ず日本に住みて梅雨深し |
42 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
43 | 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 |
44 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
45 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
46 | 海彦とふた夜寝ねたり花でいご |
47 | 閨怨のまなじり幽し野火の月 |
48 | 梅雨最中わが存念のけぶりをり |
49 | 月夜の葦が折れとる |
50 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2024年4月24日 18時25分更新(随時更新中)