現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月30日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
10 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
11 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
12 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
15 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
16 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
17 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
18 | 火の色に翼塗られて梅雨の鳥 |
19 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
22 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
23 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
24 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
25 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
26 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
27 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
28 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
29 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
30 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
31 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
32 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
33 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
34 | 菜の花やほのかな風を頬に享く |
35 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
36 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
37 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
38 | 重ね着の中に女のはだかあり |
39 | 畦塗って夜はギヤマンをひとり占め |
40 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
41 | 朽舟の浮く水際に半夏生草 |
42 | 打ち明けてより風鈴の音の変わる |
43 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
44 | 初孫の生まれるニュース雲の峰 |
45 | 浮世絵と七夕の夜は匂ひたつ |
46 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
47 | 父といふ世に淡きもの桜満つ |
48 | 精神はぽつぺんは言うぞぽつぺん |
49 | ポスターが正体さらす大西日 |
50 | 鰻の日なりし見知らぬ出前持 |
2024年9月26日 10時12分更新(随時更新中)