現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 月光に深雪の創のかくれなし |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
5 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
6 | 初暦知らぬ月日は美しく |
7 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
8 | 竜天に登り近江に卵一つ |
9 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ |
12 | 勾玉の里や双手に寒蜆 |
13 | 初湯出て青年母の鏡台に |
14 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
15 | 凍港や旧露の街はありとのみ |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
18 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
21 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
22 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
23 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 春の夜の乳ぶさもあかねさしにけり |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 龍神の走れば露の玉走る |
28 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
29 | 門松の枯癖に山思ふなり |
30 | 離愁とは敦公が今鳴いてゐる |
31 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
32 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
33 | 昼の火事蛇ゆっくりと衣脱ぐ |
34 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
35 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
36 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
37 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
38 | 初日さす朱雀道りの静さよ |
39 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
40 | 凍蝶のそのまま月の夜となりし |
41 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
42 | サッカー部向日葵のなか帰りけり |
43 | 合併に消えゆくよき名蕗のとう |
44 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
45 | 通夜のため大知識人枯野来る |
46 | きびきびと万物寒に入りにけり |
47 | 犀・象の初夢なれば明日もまた |
48 | 元気かときけばあかんと冬鴉 |
49 | 折れそうな手足の母と三が日 |
50 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
2024年4月27日 22時07分更新(随時更新中)