現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
4 | 葉桜のかげに古びし季節くる |
5 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
6 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
7 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
8 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
9 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
10 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
11 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | この道しかない春の雪ふる |
15 | 寝て起きて色即是空風花す |
16 | せきをしてもひとり |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
19 | 野鯉追う音でありけり冬の霧 |
20 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
21 | 立冬のことに草木のかがやける |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 春光や廃線決る一両車 |
24 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
25 | かたまつて薄き光の菫かな |
26 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
27 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
28 | かたつむり角ふり慎重ならざらむ |
29 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
30 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
31 | 鬼やらふ家煌々と風の谷戸 |
32 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
33 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
34 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
35 | 方丈の大庇より春の蝶 |
36 | 西鶴忌帯を低めによろけ縞 |
37 | 水枕ガバリと寒い海がある |
38 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
39 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
40 | 定型をはみ出す呼吸ひこばゆる |
41 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
42 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
43 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
44 | 狼は亡び木霊は在ふる |
45 | 公魚のよるさざなみか降る雪に |
46 | 伊吹嶺のけもの道から冬がくる |
47 | 花水木身体ひとつ海中に |
48 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
49 | 福耳と言はれ貧乏山笑ふ |
50 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
2024年9月26日 07時06分更新(随時更新中)