現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 白蓮白シャツ彼我ひるがえり内灘へ |
3 | 白シャツをゆらゆら歌磨通りいく |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
9 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
10 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
13 | 陽へ病む |
14 | 大空にうかめる如き玉椿 |
15 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 千里飛び来て白鳥の争へる |
18 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
21 | 西瓜食むとき少年の顔になり |
22 | 梁の自在の卍鳥雲に |
23 | 安宿とあなどるなかれ桜鯛 |
24 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
25 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
26 | 足のうら洗へば白くなる |
27 | 方丈の大庇より春の蝶 |
28 | 梅雨明くる家中の窓あけ開き |
29 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
30 | 髪白くなり蜩の杜を出づ |
31 | 分け入つても分け入つても青い山 |
32 | 真贋の森にいろいろ郭公も |
33 | 落椿日月茫と過ぎゆけり |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 霜降れば霜を楯とす法の城 |
36 | ハンカチを振りそこなつた帰り道 |
37 | 盆休み海は黙つて波つくり |
38 | 麗しき春の七曜またはじまる |
39 | 星月夜 最終便に乗るつもり |
40 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
41 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
42 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
43 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
44 | 若鮎の二手になりて上りけり |
45 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
46 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
47 | 蝉の穴覗くや戦後六十年 |
48 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
49 | 満月を刺す鉛筆をひと日研ぐ |
50 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
2024年9月19日 15時27分更新(随時更新中)