現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
2 | ものの種にぎればいのちひしめける |
3 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
4 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
5 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 一日もの云はず蝶の影さす |
9 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
10 | この道しかない春の雪ふる |
11 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
12 | うすらひは深山へかへる花の如 |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
15 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
16 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
17 | 鬼柚子がでくでく熟れて坂の家 |
18 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
19 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
20 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
21 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
22 | 眼指し煙り 枇杷実るころの 六地蔵 |
23 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | この景に優るものなし初日の出 |
26 | わが足のああ堪えがたき美味われは蛸 |
27 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
28 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
29 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
30 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
31 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
32 | お先にどうぞたちまちに秋風す |
33 | 立てなほす背筋二日の風の中 |
34 | 冬の陽の頼りなさを頼りけり |
35 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
36 | 墓のうらに廻る |
37 | 生きてるかい 熊の話を聞かない今年 |
38 | 白菜の皺をたどりて流れけり |
39 | たまご酒風の荒野のように居り |
40 | 向日葵や信長の首切り落とす |
41 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
42 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
43 | たまさかの雪なり出でて髪ぬらす |
44 | 水仙を境界として棲みにけり |
45 | 思ひ出が壊れてゐたる春の家 |
46 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
47 | 枯山河ひとつの石の在りどころ |
48 | 木曽のなあ木曽の炭馬並び糞る |
49 | 光年の月日はながれ冬銀河 |
50 | 春浅し埴輪に小さき乳房あり |
2025年8月28日 22時40分更新(随時更新中)