現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 初暦知らぬ月日は美しく |
3 | 蕗の葉を傾けし風一里塚 |
4 | 四代目の誕生まぢか手毬唄 |
5 | 一行の添え書に見る年賀状 |
6 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
7 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
8 | 研ぎ上げし庖丁試す寒灯下 |
9 | 元旦や暗き空より風が吹く |
10 | 正月の月が明るい手まり歌 |
11 | 立春や喉もとにある鬼の指示 |
12 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
13 | 海神 の彫琢の作栄螺置く |
14 | 風邪兆すどの鏡にも侮られ |
15 | 着ぶくれてきりまんじゃろにあこがるる |
16 | 霜降れば霜を楯とす法の城 |
17 | 麗しき春の七曜またはじまる |
18 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
19 | 音楽に涙湧きたり年惜しむ |
20 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
21 | 待ち人のこぬ噴水の高さかな |
22 | 古茣蓙の花いっぱいにうとうとす |
23 | 初日さす朱雀道りの静さよ |
24 | 浮いて来いチンポコ洗う保育園 |
25 | 草の絮無邪気というは恐ろしき |
26 | 口中に母のくつつく雑煮かな |
27 | あかねさす近江の国の飾臼 |
28 | サイコロは六の上り目初笑い |
29 | 黒松の一幹迫る寒灯下 |
30 | 隠国は人家包みてしぐれけり |
31 | 吊革の海が傾く初電車 |
32 | 有為の山越え屠蘇の旨さかな |
33 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
34 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
35 | へうへうとして水を味はふ |
36 | 一枚の落葉となりて昏睡す |
37 | 青年僧身じろぎもせず秋に佇つ |
38 | 初詣響く太鼓の音清か |
39 | ともかくもワインで乾杯女正月 |
40 | 祭笛袋より抜く海静か |
41 | 若鮎の二手になりて上りけり |
42 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
43 | 故郷の電車今も西日に頭振る |
44 | 指先や大つごもりの水使ふ |
45 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
46 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
47 | 一桶の藍流しけり春の川 |
48 | 岩魚釣りいささかなりと動じない |
49 | 古暦水はくらきを流れけり |
50 | この景に優るものなし初日の出 |
2024年9月19日 09時41分更新(随時更新中)