現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 風の中おのれを責めつつ歩く |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 登高やみんな似てくる素老人 |
5 | 八月や六日九日十五日 |
6 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
12 | 余寒なほ肚をまさぐる内視鏡 |
13 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
14 | 木の葉散る歩きつめる |
15 | 牡丹百二百三百門一つ |
16 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
17 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
18 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
19 | 水枕ガバリと寒い海がある |
20 | おそるべき君等の乳房夏来る |
21 | 二枚舌だから どこでも舐めてあげる |
22 | 蝉の亡骸裏返りしは約束 |
23 | 夏の魚銀色よりも静かなり |
24 | 一日は一生であり酔芙蓉 |
25 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
26 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
27 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
28 | 縫いぐるみの熊抱きバターが溶ける |
29 | 卵割るように銀河を渡りけり |
30 | 東京は麒麟林立してサンバ |
31 | 休日は縁なき生活虫すだく |
32 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
33 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
34 | アルプスの澄む空すすき抱えゆく |
35 | 母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸 |
36 | これを見に来しぞ雪嶺大いなる |
37 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
38 | 梅雨に入るははの恋しきまひるどき |
39 | 舟虫の罪あるごとき急ぎかな |
40 | 銀杏黄葉一点の灯のごとく人 |
41 | 冬人足みな立ちあがる灰神楽 |
42 | 屈折は水の言霊芦の角 |
43 | 書初は一願成就筆太に |
44 | 鬼柚子がでくでく熟れて坂の家 |
45 | 秋の水水琴窟の音となり |
46 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
47 | 真夜すこし乱気流かな百合の花 |
48 | 春風のさそつてくれしとこしなへ |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | 音楽の氷柱の家にとどまりぬ |
2024年9月24日 04時19分更新(随時更新中)