現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年10月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
3 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
10 | 父がつけしわが名立子や月を仰ぐ |
11 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
14 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
15 | 芋の露連山影を正しうす |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | 石ころも露けきものの一つかな |
20 | うなぎ屋のうの字の長き小春かな |
21 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
22 | 分け入つても分け入つても青い山 |
23 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
26 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
27 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
28 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
29 | 新酒酌む泉下のひとと語るべく |
30 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
31 | 雲仙や大空晴れて四方の秋 |
32 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
33 | 羅や人悲します恋をして |
34 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
35 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
36 | 日がさして熟柿の中の種みゆる |
37 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
38 | 四五人のみしみし歩く障子かな |
39 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
40 | 遠足の列大仏へ大仏へ |
41 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
42 | コスモスの野に小さかり父の夢 |
43 | 鮭面を差し出し別寒辺牛川本流 |
44 | シチューとろ火ぽぽぽとはねて龍の玉 |
45 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
46 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
47 | 千年は散るに迅くて春の雪 |
48 | これがまあ稲敷市かよ畦蛙 |
49 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
50 | 白桃を供へ仏間の華やぎぬ |
2025年8月29日 01時25分更新(随時更新中)