現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
4 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
5 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
6 | 唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 |
7 | 元日の開くと灯る冷蔵庫 |
8 | 清明や街道の松高く立つ |
9 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
12 | この道しかない春の雪ふる |
13 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
14 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
15 | 日暮里へ急ぐ九段の桜かな |
16 | 春の星こんなに人が死んだのか |
17 | 遺句集はいやこの手で表紙撫でたいから |
18 | 春昼の卑しき風のタオルかな |
19 | 秋の航一大紺円盤の中 |
20 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
21 | 麗しき春の七曜またはじまる |
22 | 長閑さや障子の穴に海見えて |
23 | ひとごゑのなかのひと日の風邪ごこち |
24 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
25 | 一村のうすうすといる狐雨 |
26 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
27 | 流されて生きる身どっと葉桜す |
28 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
29 | 霜くすべいまだに親に養はれ |
30 | 言霊のすゝと避けゆく春炬燵 |
31 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
32 | 水の辺にひと日の昏るる蝸牛 |
33 | 飄飄と野辺裏返す春疾風 |
34 | 日のさして今おろかなる寝釈迦かな |
35 | 葱刻む横を光陰過ぎゆけり |
36 | 雪山のたそがれにこそあこがるる |
37 | 雪像の百を夜の灯の千に染む |
38 | 春冷えや母の小さき背をさする |
39 | 雪山の滑降われにもありたる日 |
40 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
41 | 土筆の向うに土筆より低い煙突 |
42 | 卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく |
43 | 神苑に小さき炎の牡丹の芽 |
44 | 山河はや冬かがやきて位に即けり |
45 | 炉を塞ぎ部屋の真ん中がらんどう |
46 | 鹿の子にももの見る眼ふたつづつ |
47 | 抱かるるも縋るも水子氷雨中 |
48 | 電気系統にミスあり熊が出る |
49 | 四月馬鹿ローマにありて遊びけり |
50 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
2024年9月20日 11時53分更新(随時更新中)