現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年10月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
2 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
3 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
4 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
5 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
6 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
7 | 眼差し煙り 枇杷生るころの 穴地 |
8 | ある日妻ぽとんと沈め水中花 |
9 | 降る雪が父子に言を齎らしぬ |
10 | ジーンズで来て早乙女となりしかな |
11 | 防人の妻恋ふ歌や磯菜摘む |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 彼一語我一語秋深みかも |
14 | 青橙荒彫ながら臼成りて |
15 | 蟻地獄のぞきて揺れしもの乳房 |
16 | ありあまるゆえにくづほる薔薇と詩人 |
17 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
18 | あらあらしく鳥居をくぐり夏は逝く |
19 | ある日全課員白い耳栓こちら向きに |
20 | 未来図は直線多し早稲の花 |
21 | 赤飯を炊いて家中泣きにけり |
22 | アリクイに覗かれている胸の蒼 |
23 | 青蜜柑横目の牛が通りけり |
24 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
25 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
26 | あんかうや孕み女の釣るし斬り |
27 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
28 | ある日より笑ひはじめし名なき山 |
29 | 岩屋寺や聖に余る薮いちご |
30 | スキー担ぐおのおの温き家を出て |
31 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
32 | 千里より一里が遠し春の闇 |
33 | あをあをと鶴を織りゐる雪女 |
34 | あるいている朝の会議に羽置いて |
35 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
36 | 人あれどもの問はぬなり朴の花 |
37 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
38 | あをあをと空を残して蝶分れ |
39 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
40 | 千里飛び来て白鳥の争へる |
41 | ある家から鈴虫道は流れたり |
42 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
43 | 昨日まで卯の花くだし鞍馬川 |
44 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
45 | ああ小春我等涎し涙して |
46 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
47 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
48 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
49 | 防人の歌誦して摘む磯菜かな |
50 | 焼秋刀魚余生は十指折れば足る |
2024年9月21日 14時42分更新(随時更新中)