現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月22日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 上弦の月は兜か落城址 |
9 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
12 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
13 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
16 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
17 | 雁やのこるものみな美しき |
18 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
19 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
20 | 教室の玻璃びびと鳴る涅槃かな |
21 | 分け入つても分け入つても青い山 |
22 | 星空へ店より林檎あふれをり |
23 | 杉菜へと下ってゆきて一年経つ |
24 | ふりかぶれ熊野の鬱の蝉の歌 |
25 | 雷落ちて火柱みせよ胸の上 |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
30 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
31 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
32 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
33 | ボール蹴るサッカー少年草紅葉 |
34 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
35 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
36 | 空港や中学生の壊れぬ虹 |
37 | 重ね着の中に女のはだかあり |
38 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
39 | あり余るひとりの闇の夏椿 |
40 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
41 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
42 | 海鳴りを鎮めて春の月まろし |
43 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 愛してと言はんがばかりしやぼん玉 |
46 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
47 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
48 | かたつむり生き方変えるつもりなく |
49 | 網戸して革命はもうあるまじき |
50 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
2024年9月19日 13時42分更新(随時更新中)