現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | まだ冷めぬ情念ありや寒椿 |
2 | 桜騒箱をならべて箱のこと |
3 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
4 | もういいかいだあれもいない秋の暮 |
5 | 山茶花の白を残して鳥立てり |
6 | 拾はれぬ骨まだ熱し麦の秋 |
7 | 棹ささむあやめのはての忘れ川 |
8 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
9 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
10 | 約束は確か北口風花す |
11 | 秋惜む神をおそれぬ高さより |
12 | 仏母たりとも女人は悲し灌仏会 |
13 | 紫木蓮気のいい女を演じきる |
14 | いたくないかたちに眠る花月夜 |
15 | オリオンの眞下春立つ雪の宿 |
16 | 観音の里は青田に靜まれり |
17 | 緋躑躅にうからやからの逃げ惑う |
18 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
19 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
20 | あきくさをごつたにつかね供へけり |
21 | 春愁やくらりと海月くつがへる |
22 | 橡咲けり人等疲れて笑ひやすく |
23 | 今生の今日の花とぞ仰ぐなり |
24 | 秋澄みて臥竜の松や峰の寺 |
25 | 白南風やなべて慈顔の革命家 |
26 | 三つ編みの髪の根つよし原爆忌 |
27 | 水入れて春田となりてかがやけり |
28 | マルクスの毒末だ残し春の虹 |
29 | 連弾のピアニッシモや山に雪 |
30 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
31 | 花に来て仰ぐというはやわらかし |
32 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
33 | わかれきた道がまつすぐ |
34 | 折目より砂粒こぼれ夏逝けり |
35 | 仕上りに水張る桶屋十二月 |
36 | ちよつとした手順憲法記念の日 |
37 | たましいにかたちのあれば水芭蕉 |
38 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
39 | 夕焼の雲ゆっくりと紅ぼかし |
40 | 水無月の峡の水田の水明り |
41 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
42 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
43 | かの秋も広島の川澄みたるか |
44 | 港に/鱶は老い/遠き/海の大祭 |
45 | ねぱーるはとても祭で花むしろ |
46 | 鰯雲孤島の如き獅子頭 |
47 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
48 | 冬うらら海賊船は壜の中 |
49 | 獣らは耳尖らせて冬を待つ |
50 | 妹と夫婦めく秋草 |
2024年9月25日 20時00分更新(随時更新中)