現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年9月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 仰向けに冬川流れ無一物 |
3 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
4 | 大岩の来て秋の山隠れけり |
5 | 光りつつ沖より時雨来たりけり |
6 | 風が吹く仏来給うけはひあり |
7 | 柚子の列斜めにほへる林檎の中 |
8 | 玉の如き小春日和を授かりし |
9 | 東あり望楼がある凍死体 |
10 | 千年の沖行く闇の鯨かな |
11 | 雪国にこの空の青餅の肌 |
12 | 羅や人悲します恋をして |
13 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
14 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
15 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
16 | 呆然と去る正月のありにけり |
17 | 靴底の減るまで歩いてみたい秋 |
18 | ひとりより百人が好きかすみ草 |
19 | をちこちの薄暮寒気に洗はるる |
20 | 苗代や月かすかなる水の闇 |
21 | 恐竜に見惚れ少年の夏すぎゆく |
22 | 隣から黄砂踏鞴の鉄を打つ |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 浮き玉に昭和の町と寒昴 |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
28 | 線路際柄を草に差し洋傘乾す |
29 | 牡丹百二百三百門一つ |
30 | 金運のなくて団扇の軽きこと |
31 | ちるさくら海あをければ海へちる |
32 | 原爆図中口あくわれも口あく寒 |
33 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
34 | 月光を炎えさかのぼる海の蝶 |
35 | くわゐ煮てくるるといふに煮てくれず |
36 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
37 | 苗代や一粁先に艦浮ぶ |
38 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
39 | 山桜雪嶺天に声もなし |
40 | 逃水は亡き娘の現るる如くなり |
41 | 洗濯を終へて秋めくおばあさん |
42 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
43 | だしぬけに灯蛾の舞ひ込む狼煙台 |
44 | くさめして嚔の漢字吹き飛ばす |
45 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
46 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
47 | 子規庵の乾び糸瓜の涙跡 |
48 | 磯舟の男裸で夏の雲 |
49 | くさめして我は二人に分かれけり |
50 | 果実酒の呑みくらべをり春の候 |
2024年9月22日 14時00分更新(随時更新中)