現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 遊廓の路ひろくとぶ子と落葉 |
6 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | あめんぼに是非来てほしい洗面器 |
13 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
14 | 咳をしても一人 |
15 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 有明の海眞下なる紅葉かな |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | おそるべき君等の乳房夏来る |
20 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
21 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
24 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
25 | どこからが人の領分遠郭公 |
26 | 殉教の島山いくつ鳥わたる |
27 | 生涯は一度落花はしきりなり |
28 | 兄以上恋人未満掻氷 |
29 | 湯上りの身を載せ雪の夜の秤 |
30 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
31 | 苔清水去り忘れものせし心地 |
32 | 自らに逆らうかたち稲光 |
33 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
34 | 夕風や水口に置く余り苗 |
35 | 氷菓舐めては唇の紅補ふ |
36 | はらわたの熱きを恃み鳥渡る |
37 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
38 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
39 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
40 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
41 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
42 | 江東区は存して秋の雨波紋 |
43 | 梅雨深し時代遅れの眉を持つ |
44 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
45 | 老人が鉄を挽きいる木下闇 |
46 | 網戸して革命はもうあるまじき |
47 | 薫風や来し方行く手祥気満ち |
48 | あをあをと年越す北のうしほかな |
49 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
50 | 帆船は海に咲く花海開き |
2024年9月23日 04時36分更新(随時更新中)