現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 金魚田のさまざまな影さかしまに |
2 | 石に腰を、墓であつたか |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | あるけばかつこういそげばかつこう |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 空蝉に真昼の海が残っている |
8 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
9 | 虫の声鼻の先まで木曽の闇 |
10 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
11 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
12 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
13 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
14 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
15 | 全山の枯木となりし静かかな |
16 | 寒中の紫蜆寸志とす |
17 | 草紅葉ひとのまなざし水に落つ |
18 | シェパードが先に着きたる避暑地かな |
19 | 山桜雪嶺天に声もなし |
20 | 大頭の黒蟻西行の野糞 |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
23 | 死骸や秋風かよふ鼻の穴 |
24 | 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり |
25 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
26 | 空蝉の阿鼻叫喚や厳島 |
27 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
28 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
29 | 我善坊に車引き入れふる霰 |
30 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
33 | 蝉の眼をはこんでゐたる秋の蟻 |
34 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
35 | 緑陰に自転車止めて賭将棋 |
36 | 抱けば熟れいて夭夭の桃肩に昴 |
37 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
38 | 空蝉の一太刀浴びし背中かな |
39 | なつかしや帰省の馬車に山の蝶 |
40 | 月天心古代金貨に表裏 |
41 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
42 | 雲仙の四山静かに今朝の秋 |
43 | ロシア映画みてきて冬のにんじん太し |
44 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
45 | 芋の露連山影を正しうす |
46 | いちじくよ人間やめて何をする |
47 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
48 | 誰彼の声のやさしく花芒 |
49 | 春の水岩を抱いて流れけり |
50 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
2024年9月21日 11時28分更新(随時更新中)