現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
2 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 泥鰌汁巷はしとど土用雨 |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
11 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | 紺絣春月重く出でしかな |
16 | 虹二重神も恋愛したまへり |
17 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
18 | 身のどこか裏返りたる盆の波 |
19 | 星空へ店より林檎あふれをり |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
22 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
23 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
24 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
25 | 遠花火時代遅れの音届く |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
28 | 中庭にみんな落としてきた彼女 |
29 | 鳥雲に解法降りてきたりけり |
30 | いっせいに瓦が落ちて鯉料理 |
31 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
32 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
33 | 税重く財布も堅く春遠し |
34 | 物いはぬ人と生れて打つ畠か |
35 | 蓮根に空飛ぶ話もちかける |
36 | 腰切田の津軽農史や雪霏々と |
37 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
38 | 月光にいのち死にゆくひとと寝る |
39 | 花あれば西行の日とおもふべし |
40 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
41 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
42 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
43 | ちるさくら海あをければ海へちる |
44 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
45 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
46 | 四万六千日ヒマラヤの蒼い芥子 |
47 | ゆりの木の花の一座や地下墓地 |
48 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
49 | 思惟仏の夢ぽっかりと玉の春 |
50 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
2024年9月21日 13時01分更新(随時更新中)