現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月6日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
3 | おそるべき君等の乳房夏来る |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
6 | 言霊を抜かれて雪は降るのです |
7 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
8 | 盆の雨ほとけの父母と暮らしけり |
9 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
10 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
11 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
12 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
13 | 暮れて田を上がる早乙女灯が待てり |
14 | 地図になき村しんかんと穀雨かな |
15 | 坂の上たそがれ長き五月憂し |
16 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
17 | 梅の花溢死の縄が定位して |
18 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
19 | 鬼瓦のあうんの間軒燕 |
20 | 妻が持つ薊の棘を手に感ず |
21 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
22 | 田水張る盆地ふつふつ青のタッチ |
23 | 三島忌のうどんはおかめがよろしかろ |
24 | 石楠花の蕾びつしり枯れにけり |
25 | 星空へ店より林檎あふれをり |
26 | 兵馬俑見つめてをれば悴かめり |
27 | さうめんや妻は歌舞伎へ行きて留守 |
28 | 一日もの云はず蝶の影さす |
29 | あめつちやひつぎの窗のてふつがひ |
30 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
31 | 背負籠から昔話がはだら雪 |
32 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
33 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
34 | はや帰燕こころがざわざわしてならぬ |
35 | 海に出て木枯帰るところなし |
36 | 海峡を隔てて蝦夷は夏霞 |
37 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
38 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
39 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
40 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
41 | 少子化や夫と二人で追羽根をつく |
42 | 生命と云う時間ください花万朶 |
43 | 空蝉の両眼濡れて在りしかな |
44 | 空蟬の両眼濡れて在りしかな |
45 | 残る世は第二楽章大根煮る |
46 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
47 | おのづから俳は人なりこぞことし |
48 | 時代劇橋のたもとに柳あり |
49 | 夜の色に沈みゆくなり大牡丹 |
50 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
2024年9月27日 00時22分更新(随時更新中)