現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月29日のデイリーキーワードランキング
1 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
2 | 定型をはみ出す呼吸ひこばゆる |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
5 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
6 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
7 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
8 | 水枕ガバリと寒い海がある |
9 | スケートや青くかなしき空の魚 |
10 | 時ものを解決するや春を待つ |
11 | わがまなこ二つを放り野火とせむ |
12 | 別るるや夢一筋の天の川 |
13 | さるすべり美しかりき与謝郡 |
14 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
15 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
16 | 蜻蛉の翅の透けたる喫茶店 |
17 | どこからが人の領分遠郭公 |
18 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
19 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
20 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
21 | ゆきずりに野武士のような蕨狩り |
22 | 白富士をわなげの的に裾野の子 |
23 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
24 | 冬霧の流れる街に住み古りぬ |
25 | ひむがしのちよこんとありぬ雪淡し |
26 | 枯木立毛細血管しなやかに |
27 | 囀りの美しかりしこと閨に |
28 | 退屈なガソリンガール柳の芽 |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
32 | かいつぶりさびしくなればくぐりけり |
33 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
34 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
35 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
36 | 極楽の余り風欲し油照り |
37 | 五月雨を闇に沈めて業終わる |
38 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
39 | 橋涼みヤクルトのおばさんが通る |
40 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
41 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
42 | 除雪車の夜通しうなる北の街 |
43 | 玉椿八十八の母の息 |
44 | 耳暮れて梅ひと枝へあやうき手 |
45 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
46 | のたうって蛸は遅刻の常習犯 |
47 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
48 | 風待ちの椿一花や青年僧 |
49 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
50 | えりあしのましろき妻と初詣 |
2024年9月20日 09時24分更新(随時更新中)