現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
13 | 牡丹百二百三百門一つ |
14 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
15 | 方丈の大庇より春の蝶 |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
18 | 稲妻や生血したたるつるし熊 |
19 | ものの種にぎればいのちひしめける |
20 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
21 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
22 | わが骨も白い椿も錆びつつあらむ |
23 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
24 | 入れものが無い両手で受ける |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
28 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
29 | 天の川わたるお多福豆一列 |
30 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
31 | 困憊の日輪をころがしてゐる傾斜 |
32 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
33 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
34 | 虫の音より流れ出る水人間来て |
35 | 雨が傷めた少年の肩突込む夕刊 |
36 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
37 | 出羽人も知らぬ山見ゆ今朝の冬 |
38 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
39 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 羅や女子大卒の若女将 |
42 | 精霊を巨石に祀り栗の花 |
43 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
44 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
45 | 青葉騒塩たっぷりと茹で玉子 |
46 | せきをしてもひとり |
47 | 峯雲の贅肉ロダンなら削る |
48 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
49 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
50 | 咲きのぼる秋暑の胡麻に烏蝶 |
2024年4月27日 00時07分更新(随時更新中)