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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年10月15日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

やり羽子や油のやうな京言葉
3

ものの芽のあらはれ出でし大事かな
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

かまつかや正体もなき翁ぶり
6

沙羅の花捨身の落花惜しみなし
7

しんしんと肺碧きまで海の旅
8

せきをしてもひとり
9

声の大きな老人ふたり梅便り
10

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
11

どの子にも涼しく風の吹く日かな
12

落日のなかくらくらと夏去れり
13

水の色は水色だから秋明菊
14

白牡丹といふといへども紅ほのか
15

山峡に沢蟹の華微かなり
16

ものの種にぎればいのちひしめける
17

わがいのち菊にむかひてしづかなる
18

玉の如き小春日和を授かりし
19

この道の富士になりゆく芒かな
20

ちちろ虫女体の記憶よみがへる
21

外にも出よ触るるばかりに春の月
22

おちついて死ねそうな草萌ゆる
23

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
24

月夜の葦が折れとる
25

俺に是非を説くな激しき雪が好き
26

長き長き春暁の貨車なつかしき
27

鰯雲人に告ぐべきことならず
28

秋立つや川瀬にまじる風の音
29

きさらぎの薮にひびける早瀬かな
30

秋日差螺旋階段下りて句座
31

ベランダの百合に眠気の容疑あり
32

あをあをとこの世の雨のははきぐさ
33

天地水明あきあきしたる峠の木
34

下り鮎水に逆らう余生かな
35

悔の字に母を見つけし夜寒かな
36

まのあたり天降りし蝶や桜草
37

《 》は水の育くむ水の塊
38

こほろぎのこの一徹の貌を見よ
39

村靜か玻璃戸に映る吊し柿
40

大寒の東京駅に人を待つ
41

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
42

桟橋の紋白蝶となり青し
43

待春の胸すべりゆく聴診器
44

爛れ熱した岩に向つて盛夏の餉
45

青蛙おのれもペンキぬりたてか
46

霧のはじまりは断崖よじのぼる
47

吾子と寝て丈半分の温みかな
48

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
49

匙なめて童たのしも夏氷
50

柊の花一本の香りかな


2024年9月21日 17時00分更新(随時更新中)
 

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