現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月26日のデイリーキーワードランキング
1 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
2 | 去年今年貫く棒の如きもの |
3 | 一行の添え書に見る年賀状 |
4 | 初暦知らぬ月日は美しく |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 春田のなかしきりに勇気勇気といふ |
7 | 壺に眞白降雪前に剪りし梅 |
8 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
9 | 暴風雪幹の風上から積る |
10 | 黒豆を艶よく煮上げ女正月 |
11 | くさかんむり化けて出る花の下 |
12 | オペラ観るわが茎石の沈みごろ |
13 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
14 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
15 | 球場に万の空席初燕 |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 寒梅の紅ほぐれゆく力かな |
18 | 田蛙の赤胴ごゑや月ひとつ |
19 | この道しかない春の雪ふる |
20 | 初湯出て青年母の鏡台に |
21 | 夫の忌へ日にけに緑濃くなりぬ |
22 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
23 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
24 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
25 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
26 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
27 | 舞戻る真冬日今日を袋綴 |
28 | 母生れし家を自在やつばくらめ |
29 | 正月の父と見しものすくなかり |
30 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
31 | 盛り場のおおつごもりが雪になる |
32 | 手廻しの蓄音機鳴る淑気かな |
33 | 初暦めくる一枚過去となる |
34 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
35 | 家出少年か山上に鷗浮き |
36 | か、仮に 女盛りの昼へ行く |
37 | 姦淫は月光に舌入れてより |
38 | もちつきの得心の音心地よき |
39 | 手の甲に覚えなき痣去年今年 |
40 | 悪声の鳥来る木賊刈り頃に |
41 | 白い息そっと寄り添う影を踏み |
42 | 生死の中の雪ふりしきる |
43 | 駒鳥の声近々と宮参り |
44 | まっすぐに生きてるつもりねじれ花 |
45 | 門柳鬼ごとあそび暮れて猶 |
46 | 待春や紅茶ポットに砂時計 |
47 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
48 | ビー玉を転がし遊ぶ喜寿の春 |
49 | 初夢や貰ひて困る城一つ |
50 | 冬野より戻れば冬野光るのみ |
2024年9月24日 19時57分更新(随時更新中)