現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月5日のデイリーキーワードランキング
1 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 人はみな旅せむ心鳥渡る |
4 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
5 | 雨風に黙々として鵙の冬 |
6 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
7 | あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ |
8 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
9 | かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ |
10 | 移るもの景と流して秋の川 |
11 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
12 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
13 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
14 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
15 | 韓招も御屯をつくる苗代ごゑ |
16 | 我が肩に蜘蛛の糸張る秋の暮 |
17 | 雪残る頂き一つ国境 |
18 | 鰯雲この一族の大移動 |
19 | 無人寺風香らせし朴散華 |
20 | 去年今年貫く棒の如きもの |
21 | 立冬のことに草木のかがやける |
22 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
23 | くわんおんのそびらもあおきころもがへ |
24 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
25 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
26 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
27 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
28 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
29 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
30 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
31 | 冬の雨救急車とは何たる純 |
32 | 地球より水はこぼれず桜騒 |
33 | ピアニスト踏み出す一歩初冬の灯 |
34 | 天の川鷹は飼はれて眠りをり |
35 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 葱一本拔いてきらめく一行詩 |
38 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
39 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
40 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
41 | 赤帶をしめし白菜買うてやり |
42 | 秋燕に立山青き展墓かな |
43 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
44 | 天渺々笑ひたくなりし花野かな |
45 | 秋惜しむ朝から雨と農日誌 |
46 | 萱葺の並ぶ関所に秋日濃し |
47 | 老人に赤い実固まりピラカンサ |
48 | 行く道のままに高きに登りけり |
49 | 暁や湖上を走る青嵐 |
50 | 悪意のようなピラカンサ真正面 |
2024年4月24日 11時40分更新(随時更新中)