現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 孔子一行衣服で赭い梨を拭き |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | つばくらやきのふにまさる潮曇り |
6 | ジーンズで来て早乙女となりしかな |
7 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
8 | 東大寺湯屋の空ゆく落花かな |
9 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
10 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
11 | 騙されてみたき男や夏芝居 |
12 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
13 | 春宵一刻値千金散髪中 |
14 | 初ひばり胸の奥處といふ言葉 |
15 | 青蛙ぱつちり金の瞼かな |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 別れの瞳海より青し疑わず |
18 | 女学生の黒き靴下聖夜ゆく |
19 | 最澄の瞑目つづく冬の畦 |
20 | いきいきと三月生る雲の奧 |
21 | まつすぐな道でさみしい |
22 | 草分けて用たすひとり里神楽 |
23 | 物干に富士やをがまむ北斎忌 |
24 | 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく |
25 | 今日の授業誤ちありし青葉木萸 |
26 | 春窮のわが家に鳥きてゐたり |
27 | 手にふれし汗の乳房は冷たかり |
28 | きりぎりす隣の臼のやみにけり |
29 | 沈丁や一と夜のねむり層なせる |
30 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
31 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
32 | てのひらにのせてくださる柏餅 |
33 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
34 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
35 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
36 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
37 | 飴なめて流離悴むこともなし |
38 | 土臭し生きのびがてらねむる蛇 |
39 | 遠富士に雲の天蓋雛祭 |
40 | 尺蠖の哭くが如くに立ち上り |
41 | 鯛焼やいつか極道身を離る |
42 | 空蝉に真昼の海が残っている |
43 | 綺羅星は私語し雪嶺これを聴く |
44 | 妹がかぶる手拭白し苗代田 |
45 | 何もかもあつけらかんと西日中 |
46 | 唾すれば唾を甘しと吸ふ砂漠 |
47 | ものを言って春一番に吹き飛ばされ |
48 | もの置かぬ秋の机を憶ひけり |
49 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
50 | この頃や芭蕉玉巻き玉をとき |
2025年8月29日 06時54分更新(随時更新中)