現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年1月25日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 赤い林檎の国境齧り一楽徒 |
3 | 緑陰の傀儡ひとりにひとつづつ |
4 | 猫じゃらししゃららん即興音快調 |
5 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
6 | 一望の白骨の谷雪あたたか |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 寒星や神の算盤ただひそか |
9 | 蒼き指星のフーガを弾き初む |
10 | またひとつネジが壊れた秋の蟬 |
11 | 酸欠の紅葉の山を立ち泳ぐ |
12 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
13 | 白富士をわなげの的に裾野の子 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 恐竜の背中は藤の咲くところ |
19 | はつなつの切れ味のよい雲である |
20 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
21 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
22 | 立冬のことに草木のかがやける |
23 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
24 | 夏雲に力瘤ありやわらかし |
25 | 高僧の紅葉の山に針の雨 |
26 | 玻璃戸より蟻の仔細をうち眺め |
27 | 階段の窪みに落とす咳ひとつ |
28 | 秋の昼ぼろんぼろんと艀ども |
29 | 海しづか難聴の子のピアノ鳴る |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | 雪掬うこぼるるは小さきバレリーナ |
32 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
33 | 四方水攻め蛙城にてそうろう |
34 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
35 | 世の中を遊びごころや氷柱折る |
36 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
37 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
38 | ぐらぐらと鬼の声する桜の芽 |
39 | ときに三寒季語にもたれて四温の猫 |
40 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
41 | まら振り洗う裸海上労働済む |
42 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
43 | 陰干しにせよ魂もぜんまいも |
44 | 去年今年貫く棒の如きもの |
45 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
46 | 武士の夢は雪下に関ヶ原 |
47 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
48 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
49 | 機関車の切り離されて雪しまく |
50 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2025年8月28日 12時50分更新(随時更新中)