現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月15日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 元日の人通りとはなりにけり |
6 | 字のきれいな青年とゐて初句会 |
7 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
8 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
9 | 行年や歴史の中に今我あり |
10 | こんなよい月を一人で見て寝る |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
15 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
16 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
17 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
18 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
19 | 高きより破魔矢でかぞへ島の数 |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | 首出して湯の真中に受験生 |
22 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
23 | 火と話し水と話して冬ごもり |
24 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
25 | 春風の朝隅々に主婦の智慧 |
26 | 父母の亡き裏口開いて枯木山 |
27 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
28 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
29 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | 猫の恋シヤワー激しく使ひけり |
32 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
33 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
34 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
35 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
36 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
37 | 芋の露連山影を正しうす |
38 | 何もかも知つてをるなり竈猫 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 春の灯や女は持たぬのどぼとけ |
41 | 春風に飛ばしてならぬ子とたばこ |
42 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
43 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
44 | 屠蘇散や夫は他人なので好き |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
47 | 圓き川音切る人參の色やすらか |
48 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
49 | 花冷や死ぬまで庖丁の柄を握る |
50 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
2024年4月20日 12時47分更新(随時更新中)