現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年3月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
2 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
3 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
4 | 方丈の大庇より春の蝶 |
5 | 某は案山子にて候雀どの |
6 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
7 | 木がらしや東京の日のありどころ |
8 | さびしくてふらここ高くたかく漕ぐ |
9 | なつかしの濁世の雨や涅槃像 |
10 | 砂浜に海女滴りて若布干す |
11 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
12 | 秋風に適へる松の容かな |
13 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
14 | 青天や白き五弁の梨の花 |
15 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
16 | 神にませばまこと美はし那智の滝 |
17 | 灯台のように遠くて裸足です |
18 | 花吹雪の音でありしと思ひけり |
19 | 地球より水はこぼれず桜騒 |
20 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
21 | ゆく春や海恋ふものは海で死ね |
22 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
23 | 囀や海の平を死者歩く |
24 | 雪山のどこも動かず花にほふ |
25 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
26 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
27 | わが死後へわが飲む梅酒遺したし |
28 | 耕牛やどこかかならず日本海 |
29 | ところてん煙のごとく沈みをり |
30 | この庭の遅日の石のいつまでも |
31 | どうしても花盗人のついてくる |
32 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
33 | うつくしき燠となりたる魂送り |
34 | 急流のはじきだしたる紅椿 |
35 | 菜の花の硯工房見て帰る |
36 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
37 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
38 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
39 | 雪の峰しづかに春ののぼりゆく |
40 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
41 | きんぴらのにんじん多き残暑かな |
42 | こぼれ萩つぶやきはみな風の中 |
43 | 水使ひ虹樂します老園丁 |
44 | 遠足や水面走らす石遊び |
45 | 囀りがゆっくり溶ける西行忌 |
46 | 月光に一つの椅子を置きかふる |
47 | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす |
48 | くれなゐのこころの闇の冬日かな |
49 | 頭上注意足元注意冴返る |
50 | 夜の中の夜をさみしき大百足 |
2024年4月26日 23時49分更新(随時更新中)