現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | せきをしてもひとり |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
7 | 海に出て木枯帰るところなし |
8 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
13 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
19 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
20 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
21 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
22 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | みほとけのじひのなかゆびねむのはな |
25 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
26 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
29 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
30 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
31 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
32 | 卯月野のほとけの親にあひに来し |
33 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
34 | 夜鳴そば北極星の座す地なる |
35 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
36 | 分け入つても分け入つても青い山 |
37 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
38 | 棹さして月のただ中 |
39 | しぐるるや死なないでゐる |
40 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
41 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
42 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
43 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
44 | ころぶすや蜂腰なる夏瘦女 |
45 | 待春や紅茶ポットに砂時計 |
46 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
47 | 母のくれし笑窪咲かせむ菊日和 |
48 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
49 | 梅干して誰も訪ねて来ない家 |
50 | 鉄線花手足くねらせヨガのポーズ |
2024年9月25日 07時23分更新(随時更新中)