現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
2 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
6 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
7 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | そもそものはじめは紺の絣かな |
10 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
11 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | せきをしてもひとり |
16 | 草紅葉詩のゆく果てをわれ知らぬ |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | ころぶすや蜂腰なる夏瘦女 |
21 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
22 | 鴛鴦に月のひかりのかぶさり来 |
23 | 運動会少女の腿の百聖し |
24 | つまずきもあり晩学の夜長かな |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
27 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
28 | 鶴啼いて月に一滴づつの金 |
29 | へうへうとして水を味はふ |
30 | 忘れしか知らぬ顔して畠打つ |
31 | かたくりの花を踏むなと風がいう |
32 | 満月やたたかふ猫はのびあがり |
33 | 霧冷の足首頼りなく待てり |
34 | 雪降るよ障子の穴を見てあれば |
35 | 王と浮塵子へ軽重ひかりは楽伴ふ |
36 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
37 | 風に乗るほかなし島のはぐれ鷹 |
38 | 力竭して山越えし夢露か霜か |
39 | 花合歓を天蓋として農夫婦 |
40 | 海に出て木枯帰るところなし |
41 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
42 | 黙禱に初春の星響き合ふ |
43 | 寝ねかぬる子に応へつゝ涼みけり |
44 | 九月の少年の一途に話かけてくる |
45 | ロボットに目高の餌を頼もうか |
46 | ぐらぐらと鬼の声する桜の芽 |
47 | 涙なし蝶かんかんと触れ合いて |
48 | 人に似てかなしき猿を回しけり |
49 | わだつみに物の命のくらげかな |
50 | 鳴き龍に音の冷たきたなごころ |
2024年3月19日 17時39分更新(随時更新中)